![]() 旅行記 ・第7回 入来薪能(いりきたきぎのう) − 鹿児島県薩摩川内市 2010.08.28 |
| 入来薪能・『巴(ともえ)』 |

| 巴(ともえ)と木曽義仲 |
| 木曽義仲(源義仲)は、父義賢が甥である頼朝の兄義平に殺され、乳母の夫、中原兼遠にかくまわれ信州の木曽で育ちました。巴は、兼遠の娘で武芸に優れ美しく義仲の愛人でした。1180年、義仲は以仁親王の平氏討伐の令旨を受けて兵を挙げ、越中に平氏の大軍を破り、頼朝より早く京に入り、平氏を西国に追いやりました。 しかし、田舎育ちの粗野な態度や、兵士たちの乱暴が貴族や京の人々に嫌われました。後白河法皇は頼朝と結び、頼朝には義仲を討つよう、義仲には平氏追討に出るよう求めました。東西からの敵を受けた義仲は、宇治、瀬田の守りを頼朝の弟、範頼、義経に破られて、北国に逃れようとしましたが、近江の粟津で深田にはまり戦死しました。三十一歳でした。巴は、戦場で勇ましく戦い共に戦死を願ったのですが、義仲の説得により心ならずも逃れました。 能の巴は、この悲劇を題材にしたものです。 |













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| 演目 |
| 『仕舞』 |
| 鵜之段 |
| 鵜澤 久(重要無形文化財総合指定) | ||
| 地謡 | 柴田 稔 | |
| 谷本健吉 | ||
| 安藤貴康 | ||
| 『狂言』 | ||
| 清水 | ||
| シテ(太郎冠者) | 野村万禄(重要無形文化財総合指定) | |
| アド(主) | 吉良博康 | |
| 『能』 | |||
| 巴 | |||
| 前シテ(里女) | 若松健史 | (重要無形文化財総合指定) | |
| 後シテ(巴御前) | 清水寛二 | (重要無形文化財総合指定) | |
| ワキ | 工藤和哉 | (重要無形文化財総合指定) | |
| 間狂言 | 野村万禄 | (重要無形文化財総合指定) | |
| 笛 | 藤田貴寛 | ||
| 小鼓 | 飯富章宏 | (重要無形文化財総合指定) | |
| 大鼓 | 白坂信行 | ||
| (後見) | 鵜澤 久 | (重要無形文化財総合指定) | |
| 鵜澤 光 | |||
| (地謡) | 西村高夫 | (地頭)(重要無形文化財総合指定) | |
| 柴田 稔 | |||
| 長山桂三 | |||
| 谷本健吾 | |||
| 安藤貴康 | |||
| 観世淳夫 | |||
| (以上、観世銕仙会のみなさま) | |||
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| 設営 | 川畑 稔、米森寿美男 | ||
| 提灯 | 初田 健、清瀬記重 | ||
| 誘導 | 初田 健 | ||
| 駐車場 | 堀内清志、今藤五月 | ||
| 篝火・薪 | 谷口伸也、青山裕幸 | ||
| 受付 | 米森寿美男 | ||
| 来賓応対 | 入来院重朝、入来院貞子 | ||
| 本部 | 永吉章一郎、川畑 稔 | ||
| 片付け | 米森寿美男、永吉章一郎 | ||
| アナウンス | 串田久子 | ||
| その他 | |||
| 入来花水木会・入来花水木会支援会一同 | |||
| 協力 | |||
| 麓伝建地区保存会・入来町ボランティアの方々 | |||
| 〔舞台・背景〕 | 今藤建築 | ||
| 〔音響・照明〕 | PAサウンド | ||
| 〔売店〕 | いりき茶屋 | ||
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⇒ 第6回入来薪能 ⇒ 春、入来麓の風景 |
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