ご案内
   入来文書(いりきもんじょ)講演会    

国の伝統的建造物群保存地区の町・入来麓の歴史的文化遺産の一つである『入来文書』の講演会を、以下の通り、令和5年11月19日(日)に薩摩川内市入来文化ホールにおいて開催することになりました。入場料は無料ですので、ご家族、ご近所、お友達、お誘い合わせのうえ、たくさんの方にご来場頂けたら幸いです。

お申し込みは、下のお申し込みボタンをクリックすると、『お申し込みフォーム』が表示されますので、氏名、住所をご入力して「送信」して下さい

(クリック→)      
(1)お申し込みフォームにログインするためには、Googleアカウントが必要です。まだお持ちでない方は
  取得(無料)されてから、お申し込み下さい。 ※ Googleアカウントの取得方法は 
(2)ご入力いただいた個人情報は、当講演会の運営および当団体からのイベント等のご案内の目的のみに
  使用し、その他の目的には一切使用致しません。
(3)なお、お申し込みフォームを利用されない方は、
当日講演会場での受付が可能です。
  事前に、下記の『お問合わせ先』に、
電話かファックスでご連絡頂けるとありがたいです。
  (但し、先着400名様までとさせて頂きます)。
 
「入来文書講演会」のポスターを見る・・・  
入来文書講演会開催までの経緯につきまして 
2021年設立の入来花水木会の規約の第3条(目的)に、”茅葺門や『入来文書』を活用し、入来麓地区に残る数々の歴史的文化遺産を広く世間に認知させる取り組みを推進する”とあります。

なのに、私たち会員自体が果たして入来文書のことを知っているのだろうかと自問し、勉強会を開催することになりました。昨年(2022年)11月、入来文書の翻訳者である矢吹晋先生(横浜市立大学名誉教授)に2泊3日で入来にお出で頂き、参加者48名で『入来文書学習会』を開き、つぎのことについて理解を深めました。

(1)入来文書とは何か?
入来文書とは、入来院諸家の古文書を指すのだと思われがちであるが、イェール大学の朝河貫一博士が入来院諸家の古文書を基に研究して発表した論文「The Documents of Iriki」を「入来文書」という。すなわち、入来文書は、入来院諸家の古文書を史料に選び出し、ヨーロッパと日本の封建制度の違いを述べつつ、西洋の研究者が容易に利用できるように翻訳し、説明を加え、制度的話題のいくつかを要約して述べたものである。

(2)朝河貫一博士のいう日本の封建制度とは?
朝河博士は、例えば、次のように述べている。日本の稲作農業において、小作人たちは自らの意志で巧みに水田を耕し、水の管理を行った。この自主性、主休性は、ヨーロッパの農奴と大きく異なり、日本の小作農は農奴であるどころか、その水田の経営者そのものであった。また、近代日本の前段階としての日本の徳川期の封建時代は偉大な遺産を残した時代だったと述べ、その遺産が明治維新を可能にしたと述べている。

朝河貫一博士が入来院諸家の古文書を通じて入来に見たものが、今日の私たちが日本の誇りと思っているもの、これからも守っていきたいものの原点であったとしたら、大変勇気づけられます。

昨年に実施したこの入来文書学習会の成果を踏まえ、矢吹先生による講演会を、より大きな会場である入来文化ホールで開き、鹿児島県下から多くの参加者を募って、入来文書の知名度を上げ、入来文書についての理解を広めたいのが今回の入来文書講演会です。
(文責:入来花水木会事務局)
 
『お問合わせ先』


『薩摩川内市入来文化ホール』へのアクセス
 
所在地: 〒895-1401 薩摩川内市入来町副田6043
☎ 0996-21-4130
 《ご案内》
講演会終了後、下記の通り、矢吹晋先生を囲んで懇親会を開催致します。
どなたでも参加できますので、たくさんの方のご参加をお待ちしております。


日時:11月19日(日) 17:30~19:00
場所:ホテルグリーンヒル
 
(薩摩川内市樋脇町市比野250 TEL:0996-38-2100)
会費:5,500円


ご参加希望の方は、上記『お問合わせ先』に、11月6日(月)までに 
FAXあるはE-メールでお申し込み下さい。
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