旧増田家住宅の煙いぶし(燻蒸)作業  
かつて茅葺屋根の家には囲炉裏がありました。暖をとり煮炊きをするほかに、家をいぶす役割があったのですね。囲炉裏から立ち上がる煙には、茅葺屋根を防虫、防腐、殺菌する効果があり、柱や梁にすすを付着させることで家の耐用年数を高めました。入来麓にある旧増田家住宅(国有形文化財)では、毎月第三月曜日に囲炉裏で杉の葉を燃やして茅葺屋根をいぶす作業(燻蒸=くんじょう)をわざわざ行っています。
撮影日:2022.10.17(月)

杉の葉を運んで準備です 準備が終わって、いよいよ着火です
着火後、約20分 煙いぶし作業中の貼り紙が
まるで夜霧みたいな感じ    天井付近のみに煙が
二棟の間に設けられた樋からも煙が  煙が茅葺を這って登って行きます


© 2022 入来花水木会